マイ・ボディガード

 デンゼル・ワシントンの演技のうまさとダコタ・ファニングの可愛さが、前半をのおもしろさを際立たせる。最初、デンゼルはダコタに対し「友達にはならない!」と言うなど、ダコタと仕事以上の接点を持つことを拒絶していたが、二人の間に次第に信頼関係が芽生えてくる様子は、非常に微笑ましくておもしろかった。
 ダコタが誘拐され、犯人からの電話だけで両親はダコタが殺されたと信じてしまうが、死体が見つかるシーンがないため、「もしかしたら生きているのでは?」と思ってしまい、デンゼルの復讐が滑稽なものに見えてしまった。
 しかし全体的に見れば、前半のおもしろさと、ダコタの可愛いさ、クリストファー・ウォーケンの演技の良さ、そして個人的にデンゼルが好きなのとで大幅加点され、評価は10点満点中8点といったところか。